一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)様とカセサート大学の共催によるIoT human resources development~ Bridging the gender gap ~に参加し、ジェンダーギャップ解消に向けた人材育成の取り組みとして、現地でワークショップを開催してきました。 (加納、川野で参加してきました)
1日目は、タイの農村地帯スパンブリー県へ赴き、稲作現場での水管理を視察しました。タイは日本と違い大きな天候不順もなく、稲作農家の収入も安定しているそうです。水管理の方法は、IoTというよりアナログな方式でしたが、一定の成果をあげていることを現地の女性農家さんから教えていただきました。
現場視察の後はKasetsart大学(タイの農業大学)を訪問し、学生さんや先生方からタイとマレーシアのIoT事例を教えていただきました。日本と同様に様々な分野で実証実験が行われ、実用化に向けて取り組まれている現状を知ることができました。
2日目は、1日目に訪問したスパンブリー県の女性農家さん、マレーシアから参加した大学の先生方、Ksetsart大学の学生を交えてワークショップを開催しました!
全て英語でのワークショップ開催は初めてで、私たちもドキドキでした!
ワークショップでは、まずINPUTとして加納と川野から日本の事例等を紹介し、それを受けて課題や解決策をグループで話し合ってもらいました。グループワークの研修は皆さん経験がないようでしたが、ポストイットを使いながら活発な意見交換が繰り広げられました。
最後は、個人ワークとして、自分が地域の課題にどう関われるかを考えてもらいました。現地女性農家さんも一生懸命考えて発表してくれたのが大変嬉しかったです。
私たちの想いでもある、人や現場と共感することの大切さ。今回のタイ訪問を通じて、現地の農家さんをはじめとする参加者から改めて学びました。農家さんとは英語をタイ語に翻訳しながらの研修となりましたが、彼女たちの一生懸命伝えようとする姿勢、真摯に私たちのワークショップと向き合う態度を通して、共感に必要なものは言葉だけではないことを教えていただきました。
次の取り組みとして、11月に日本で開催するIoT女性活用人材育成プログラムに協力いたします。アジア各国から学びに来てくれる女性たちと、また新たな縁をつなぎたいと思っています!
最後に、今回タイでお世話になった皆さま、貴重な機会をご一緒させていただいたTTCの皆さま、本当にありがとうございました!!
(川野 記)